キサゲ加工
長年のノウハウによる信頼と実績の技術「キサゲ作業」
キサゲ作業は、機械加工した平面や、旋盤で仕上げた軸受け内面をさらに精度の高い面に仕上げる為に、キサゲ(Scraper)という工具を使用し、
ごく少量ずつ削り取る精密加工方法の一つです。
まったくの手作業であり職人技の作業ですが、摺合せ定盤や工作機械のスベリ面等の仕上げには欠くことの出来ない作業であり、
仕上げ・組立て作業の中でも重要な作業になっています。


スライドの案内面と相手面の間ではただし作動や給油の条件で、普通4~6㎛の油膜が形成されます。 キサゲ作業を通してオイルポケットを形成しない場合、運用する装備は1年に約0.03~0.04mmの磨耗が発生し、運用時間によってスライド面の動作の中で精度が低下する状態になり、生産品に良くない影響を与えるようになります. スライド面に適切な摺り合わせた場合、油膜(Oil Film)の形成と維持に良い効果をもたらすことによりスライド面の年間磨耗量は0.01mm前後になってスライドの運用寿命を3倍以上を長くなり、その分の使用期間を確保します。 また、設備の長年間運用するとスライド面の磨耗によってオイルポケットがなくなり、年間磨耗量が早く増加するようになります。 使用期間がたつによってこの部分に対する追加的なキサゲ作業をしてスライド面に発生する精度の問題を解決することができます。
キサゲ加工で形成されたオイルポケットがなくなる過程

スライドの両面のスムーズに動くための最適なキサゲ作業は高度の技術と経歴が必要になり、その手順と方法が理論化することが不可能であります。 スライド面のキサゲ処理が不安定で発生する問題は設備の他の部分での対処でできることではないのでキサゲ作業は非常に重要であります。 弊社はさまざまな作業の経験と職人たちの研究を通してキサゲ作業の完全度を高めており、これに関する限り、韓国最高の技術集団であることを自負し、その自負心と結果が、顧客社の満足を引き出す力だと思います。